東大合格の一番の秘訣、それは、基礎事項の徹底マスター!

東大に合格する、一番の秘訣は何か。それを聞かれると「抜けのない、基礎事項の徹底学習」と答えます。このことを、僕は身をもって体験したのです。みすずに入る前は、難問しか相手にしませんでした。「東大に行くんだ」という、気負いがあったからです。だから、空回りの連続でした。それで、当然ながら、「解けない?!」「まただめだー!」と、挫折感を味わってたのです。
高2の終わりには、「ああ、もう東大はムリだ...」と諦め半分、絶望半分の状態でした。だから、僕はみすず学苑に、駆け込むように入学したのです。本当に、この選択は良かったです。僕の一生の中でも、最良の選択だと思います。 

こうして入学した後、渡された問題集は、「え??」っと声が出るほど基礎的な、超易しいものでした。しかし、実際に解いてみると、いくつも間違えるのです。この時、自分の基礎力は完璧でない事を、つくづく思い知らされました。こうして、基礎の基礎から徹底させる、みすずのポリシーに僕は救われました。その結果、解ける問題は確実に点数になり、偏差値も上がり続けました。勉強も空回りしなくなり、だんだん難問も解けるようになったのです。すると、
自信が涌いて来て、ある晩窓を開けて、夜空に言ったのです。「僕って、たぶん東大に行けるかも。星は何にも答えないけど...」と。不安な直前期でも、文学的に思えるまで、みすずの先生方は指導して下さったのです。
思えば、みすずに来るまで、僕は勉強方法を完全に間違えてたのです。最初の、あの超基礎の問題集が、きっと寒い夜空の一番星でした。基礎事項の徹底って、「地道に勉強する」とイコールです。僕のいちばん苦手なことです。だから、独りでやれば、寒い夜空の連続です。とうていやれなかったでしょう。

それでもやれたのは、コマンドテストやリビューテスト、口頭テストなど、みすずに手厚いマンツーマンのケアがあったからです。テストは、慣れれば楽しくなりました。たとえば、単語・熟語・構文などの暗記は、完璧に覚えるまで、コマンドテストが追いかけてきます。どこまでも、追いかけてくれるのがうれしい。それをやる先生も、大変です。授業も、リビューテストのおかげで、必ず復習、できました。友人から聞く他の予備校との、大きな違いがここだと思いました。
実は、早稲田受験の当日は、風邪で40度近い高熱でした。それでも、合格できたのです。そんな状態でも、頭と手が自動的に動いたのは、身についた基礎力のおかげです。粘り強く指導してくださった先生方、いつも、暖かい言葉をかけてくださった、校舎スタッフの皆様に、心から感謝致します。