TOPICS みすず学苑の施設は、なぜあんなに小さくて、廊下が狭いのですか?

Q. みすず学苑の施設は、なぜあんなに小さくて、廊下が狭いのですか?

A. みすず学苑の全ての校舎は、46年間のノウハウに則って作られてます。その成果は、22年間90%以上の合格率でも明らかです。しかし、その理由を説明すると、皆さんには「意外」でしょう。
「なぜ、あんなに教室は小さく、廊下も狭いのですか」という質問には、「なぜ、お茶室はあんなに小さく、にじり口も狭く、切り戸は粗末な材木なのですか」と、逆に問いかけます。その答えは簡単です。「密度の濃い会話や、密度の濃いコミュニケーション」を計るためです。
みすずの難関校合格主義について知る

広々とした空間は、一見「快適!」と思うかも知れません。しかし、快適なのは初めだけです。慣れてくると、ゆったりした分だけ、気持ちもゆるみ、勉強スピードも鈍くなって来ます。何よりも、先生と生徒のコミュニケーションが希薄になり、会話も少なくなります。また、一人一人が勝手に行動し、それを誰もチェックできません。つまり、密集感覚と一体感がなくなるのです。
世界に冠たる、アニメの「ジブリ」を見学したディズニーや、ハリウッドの人々が、あまりの狭さや小ささに驚いたそうです。チームワークで創作する宮崎駿にとって、狭くて小さなスタジオの方が、いい作品が生まれるのです。それは、「お茶室の原理」と同じ理由によるものです。
ところで、狭い廊下のおかげで、先生と生徒、先生と先生、生徒と生徒は、肩がぶつかるので、必ず何か話します。これが、密度の濃いコミュニケーションを作るのです。
これらの事は、理屈でやっているのではありません。過去に、何度も実験した結果なのです。生徒や講師の要望を聞いて、広い教室や広い廊下にした時もありました。しかし、その時は合格率が落ちたのです。本当に生徒の事を思えば、安易に要望を聞くべきではなかったのです。それ以来、原点を大切にして、2度と教室や廊下を広くしないのです。「お茶室の原理」は、日本人にとって、大変贅沢で、豊かなコミュニケーションの王道なのです。
だから、必要以上に広く、必要以上にカッコイイ教室を揃える予備校が、良いと思う生徒やお母さんは、注意が必要です。それは、コミュニケーションが希薄になることであり、生徒を、ほったらかしにすることです。また、たくさん生徒を収容して、できる生徒以外は切り捨てることです。また、講師の数が少なくて済むので、経営効率がいいのです。いずれも、生徒本位ではなく、合格率が低くなるのは当然です。そんな予備校は、いかに危険な予備校かが解るはずです。見た目にカッコよく、広くて快適な教室に、だまされてはならないのです。

ところで、みすず学苑の自習室には、独自の工夫がされています。それは、「快適すぎない環境を作ること」です。受験とは「訓練」です。有名大学ほど、受験本番の会場は古く、イスも固く、大半は長椅子と長机です。暖房もムラがあり、ある場所はのぼせるほど暑く、窓際は冷えたりします。周囲の受験生は、貧乏揺すりをしたり、紙をパリパリ言わせたり、ブツブツ問題を読みながらやる人や、緊張で、定規や鉛筆をカタカタさせる人も多い。そんな、普段と違う環境で集中できず、実力を発揮できない受験生が、毎年必ずいるのです。普段の勉強が「快適すぎる」と、こういう事が起きるのです。

ゴルフの有名選手であるタイガー・ウッズは、人並み外れた集中力で知られます。その秘密は、彼が子供の頃から、父親が英才教育をしてたことにあります。
なんと、タイガーがボールを打とうとするとき、わざと大きな音を立てたり、視界に入るところを歩いてみたり・・・と、わざわざ集中力を削ぐような事をしてたそうです。そうやって、本番で「何があっても気にしない」という、集中力を発揮できるよう、日々訓練してたのです。
実は、これは受験でも同じです。普段、快適な環境でしか勉強してない生徒は、本当に本番に弱いのです。
みすず学苑では、自習室を、必要以上に「快適」にはしません。もちろん、ある程度の防音、ある程度の静かさはあれど、快適すぎるイス、静まりかえった防音設備などは、かえってマイナスなのです。なぜなら、入試本番では、そんなものはないからです。
入試本番は、快適ではない場所です。だからこそ、みすずでは、快適すぎない環境にするのです。長椅子、長机で、お尻が痛くなる人は、本番がそうだと思って、自分に合った座布団を用意して座り、本番にもそれを持って行くのです。こんな自習で、全く気にならずに集中できる人が、本番に強い受験生なのです。
説明会でみすずの教室を見に行く

これらの、自習室の結果は、22年連続90%以上の合格率が証明してます。みすず生が、本番に強いゆえんです。
このように、快適な環境をアピールする予備校は、そこしかアピールする所がない予備校です。なぜ、そこをアピールし、受付や応対の感じ良さを工夫し、いい印象やサービスの良さを売り込むのでしょうか。理由は簡単です。合格実績が乏しく、合格率が低いからです。だから、そこをアピールできないのです。
そんな予備校でも、ある程度の合格者が出るのは、「できる子の面倒だけ見て、あとは切り捨てる」からです。これは、予備校業界の定説です。快適で、大き目の教室なら、全ての生徒の面倒は見れません。だから、そうせざるを得ないのです。しかし、切り捨てられる生徒は、たまったものじゃありません。
みすず学苑は、その逆なのです。全ては、予備校の良心や予備校の使命を第一に考え、「あずかった生徒を、全員志望校に合格させよう」を、旗印にしています。その成果が、22年連続90%以上の合格率なのです。だから、「合格率を上げること」に専念し、そのために、最適な施設や応対を考えるのです。
それが、みすず学苑の特徴です。失敗の少ない受験、切り捨てのない受験、落ちこぼれのない受験、難関校にガンガン合格する受験。いずれを望む方にも、みすず学苑が最適だと確信します。