40ちょっとの偏差値から上智に合格! 第一志望よりはるかに上です!

ええ? この僕が、上智大学に合格?! 合格を知ったとき、僕は腰を抜かすほど驚きました。実際に、何本か骨が抜けたかも知れません。そんな、腰が浮く感じでした。大げさなようですが、これが、僕の偽らざる実感でした。なにせ、浪人当初の偏差値は、40ちょっとだったのですから......。誰だって腰を抜かし、骨の一本や二本は抜けるでしょう(笑)。
なにせ、MARCHだって、砂漠の向こうにある、夢のまた夢のパラダイスだったのです。

ところが、ふたを開けると、なんと第1志望よりもずっと上の、上智大学に合格したのです。これは、僕の想像をはるかに超えた出来事です。むろん、親兄弟、友人知人も、信じられないことです。「お前、一体みすずで何があったんだ」と、本当は言いたいのでしょう。また、一見賢そうな顔して、フツーに上智大学に通う僕を、もともとあいつは、できる奴なんだと思うでしょう。しかし、僕は、いわば三重苦の状態だったのです。つまり、得意科目が一つもなかったのです。だから、偏差値が、40ちょっとだったわけです。僕は、今つくづく思います。良き指導者に恵まれ、本人がその気になれば、人間はすっかり脱皮し、生まれ変われるものだと。結局、みすず学苑で得た最大の学習は、これだったのかも知れません。

とにかく、一から教えてほしい僕にとって、10名前後に絞ったクラスは、なんともありがたいものでした。納得できるまで教えてもらえました。それに、先生との距離がメチャメチャ近いのです。だから、いつでも気軽に、何でも質問できました。
それだけではありません。特に質問がなくても、必要なアドバイスは先生の方から来るのです。「頑張ったね! この調子でいけば受かるよ!」って、言われると嬉しい限りです。単細胞でないはずの僕も、この言葉は超嬉しかった。それから、アドバイスといえば、カレッジタイムは絶対に忘れられません。「今週は、ここを押さえよう!」って、次の週に何をやったらいいか、同じ先生が直接アドバイスして下さるのです。カレッジタイムは、毎週ありました。だから、勉強が進まない時も、先生のおかげですぐ軌道修正できたのです。

これらの一コマ一コマが、確実に合格につながったと思います。みすず学苑じゃなかったら、僕の奇跡の合格は、とうていあり得ません。だから、心から感謝しています。本当は、こんな単純な言葉では、表わせない感謝ですが、文学部に入って間がないので、お許し下さい。本当に本当に、ありがとうございました。