

「英語は大っ嫌い!」これは、中学から高校に入っても、自分で思ってたことです。高校の授業でも、嫌いなので集中できなかったし、真剣になれなかったのです。高2の2月ごろは、学年で260人中180番から200番ぐらいでした。何とかしなくちゃ、これはヤバいよと思い、思い切ってみすず学苑に入学しました。そして、英語と国語を受講しました。クラス分けでは、上から2番目の「私もやったるぞ」クラスでした。
20人ぐらいの少数授業なので、心地よい緊張感がありました。授業後には、習ったところを復習する「リビューテスト」があります。だから、授業の後は、テキストを何度も開き、その日習ったところを何度も覚えました。記憶効率から言っても、これは良かったと思います。嬉しかったのは、先生の説明を聞いて終わりではなく、生徒の質問にも丁寧に答えてくれたところです。解らないところは、繰り返し教えてくれました。だから、授業が良く理解できたし、もっと頑張ろうという気持ちになれました。
担任の先生がいて、カレッジタイムという時間がありました。これが、本当に良かったのです。
勉強の進み具合とか、色々な進路情報を聞いたり、悩みにも答えてくれました。先生と何でも話せたことは、受験生にとっては最良の事です。「先生ありがとう!」、今でもそう思います。
早稲田の英語は、かなり難しいと言われ、長文が4~5題出ます。誰でもそうだと思いますが、長文は特に苦手でした。ところが、合宿でガラリと変わったのです。まるで、異世界に召喚され、魔法で長文好きになったみたいに。夏5日間、冬4日間、リゾートホテルで缶詰めになり、1日14~15時間も勉強したのです。景色はいいし、料理も美味しく、友達と盛り上がり、夢中で勉強できました。一人では、到底できない快挙でした。ここで、全員が長文の過去問を100題やり、ものすごく力が付きました。秋ごろには、英語にも、長文問題にも、「どんとこい!」という感じになりました。アニメで言えば、魔法レベルが格段に上がった感じです。
11月頃には、MARCHの英語は、8割~9割正解できるようになりました。高3 2学期の期末テストは、この私が、クラスで1番の成績だったのです。ダンジョンの魔物を、全て倒した感じです。オ、ホ、ホ、ホ、ホ。
12月になり、カレッジタイムの先生に、「早稲田を受けたいと思います」と言ったら、ダンブルドアのような先生は、「𠮷川さんが自分から言ってくるの、待ってたんですよ。このまま頑張れば、合格できますよ!」と、力強く言ってくれたのです。これも、大きな自信になりました。自分が志望してたところより、はるかに難しい早稲田に現役合格できました。やっぱり、みすず学苑は、受験生にとっては魔法学校です。大嫌いだった英語を、大好きな英語に変え、早稲田王国の王族にしてくれた感じです。(2023年現役合格)