

大学は東京外大にと、高2の初めに決めていました。語学を活かす仕事をしたいと、以前から思っていたからです。ニュースなどで、カンボジアのことが気になり、クメール語を勉強したいと思いました。そして、カンボジアの事が学べるのは、東京外大しかなかったのです。
高2の3月にみすずに入学しました。「東京外大に合格するには、共通テストで満点取るのは常識だ」と、聞いてました。これは、私には高いハードルでした。英語は好きで、苦手ではなかったけれど、全く力は足りません。そこで、テレビCMや、”怒涛の英語”が目や耳にしみついてた、みすず学苑に行ってみたのです。これが予備校なの?と思うような、明るくて楽しそうな雰囲気が、私には合うなと思いました。
東京外大は、英語と国語(現国と古文)、世界史、数1が課されます。中でも、やはり英語の配点が高いのです。だから、英語を重点的に伸ばす事を、最初の目標にしました。英語のクラス分けテストがあり、私は、2番目の「私もやったるぞ」クラスでした。高3の後半には、一番上の「合格やったるぞ」クラスに進みました。担任の先生が居て、基礎からしっかりやるように言われました。それで、テキストを先生が選んでくれて、繰り返し繰り返し勉強しました。みすず学苑の、「うるし塗り式勉強法」と言い、ペンキの一回塗りより、ムラなく実力がつくのです。
みすずでは、先生もスタッフも、「河辺さんを東京外大に!」と、目標を共有して下さり、励ましてくれました。担任の先生は、勉強だけでなく、迷いや悩みも真剣に聞いてくれました。何でも話せるカレッジタイムは、モチベーションを支えてくれました。
自習室が朝9時から夜9時まで、土、日も含め、1年中開いてるのです。これは、本当に有難かったです。私は毎日、閉まるまでこもって勉強してました。自分一人だと、だらけてしまうので、友達がやってる姿を見て、いつも励まされました。自習室には、「勉強は楽しい」と書かれた、大きなポスターが貼ってあります。”勉強が楽しい?”えっ、と最初は思いました。しかし、毎日それを眺めて勉強してるうちに、”楽しい”と思えるようになったのです。本当に不思議です。
共通テストの本番で、英語は満点を取れませんでした。落ち込んでる私に、先生は「二次試験で頑張れば、間違いなく合格できるよ」と、励ましてくれました。それで気が楽になり、二次試験はうまくゆき、見事に合格できたのです。バンザーイ! 先生方もスタッフの皆さんも、本当に喜んでくれました。さらに、上智の文学部と外国語学部など、受験したところはすべて合格しました。自習室で勉強してた友達も、みんな合格したようです。本当に、怒涛の英語、怒涛の合格でした。お世話になった皆さん、本当に有難うございました。(2023年現役合格)