授業やカレッジタイムで、苦手を克服できた。
授業でリビューテストなどのテストがあり、習ったことが身についた。国語の偏差値が50から65に。

みすずに通っていた友達から、「先生との距離が近く、面倒を見てもらえるからいいよ」と聞いて、浪人が決まった春に入りました。実は、現役時代に通ってた塾は、放任主義だったのです。だから、具体的に、何をどう勉強したらいいのかわからず、結局失敗したのです。
 みすずは、少人数制でマンツーマンに近く、しっかり先生が見てくれます。指導も具体的で、解りやすいです。何よりも、先生も職員さんも、とにかく生徒に対して熱心です。廊下で、友達とおしゃべりしてると、「勉強してね」と職員さんに言われ、ハッとします。「鬼滅の刃」の炭治郎が、胡蝶さんに「勉強してね」と、諭される感じです。やらざるを得ません。
 みすずの授業は、毎回いろいろなテストがあり、習った内容がしっかり身につきます。特に、僕は復習のリビューテストがよかったです。復習の習慣がなく、復習が嫌いだったからです。それが、皆の前で点数を発表するのです。最初は、ガーンときましたが、慣れると気持ちがいいものです。そして、100点取るまで、居残りさせられます。これがいいのです。「先生も良くやるよ」と思いながら、放任主義の何倍もいいなと、感激してました。これで、すっかり復習の習慣がついたのです。コマンドテストは、英単語と熟語のテストですが、本当に基礎力が付きました。これも、合格点を取るまで、居残りするので単語力がつきました。口頭テストも、単語を覚えるのに役立ちました。やりっぱなしでない試験は、生徒にはありがたいですが、やる方は大変でしょう。それを、徹底的にやるみすずは、本当に良心的だと思います。
 僕は国語ができなくて、1年前の偏差値は50でした。それが、65に伸びたのは、カレッジタイムのおかげです。カレッジタイムの先生が、あなたの苦手は国語だから、と言って苦手な部分の課題を出します。次の週に、やり残したりすると、エヴァンゲリオンの「シンジ君」が、「ミサト」さんに、「何やってんのよ」としかられる感じで、一喝されます。自分に甘い僕に対しても、親身になってくれるので、どんな言葉も嬉しかったです。
 国語の語彙力を増やすため、「言葉のノート」を作るよう言われました。小さなノートですが、そこには、単語や用語や四字熟語を記入するのです。「あ」で1冊、「い」で1冊と言うように、あいうえお順に作るので、60冊くらいになりました。そのノートを、毎日、1回チェックしなさいと言われました。きつかったですが、国語力がメキメキつきました。
 現役で失敗し、春にダメなところを見つめ直しました。そして、早稲田を目指そうという目標を、1冊のノートに書いたのです。みすずで弱点を克服し、その目標を達成することができました。これは、まさに「デスノート」の逆の、「やったぜノート」です。表紙は、桜満開の絵。その桜の木の下に、笑う僕がいて…。早稲田を卒業するまでに、社会人となる自分に向けて、またそんなノートを作りたいです。(2020年浪人合格)